それは3月のある日のことだった。
わたしが暮らしているカバリア島。
結婚を認定してもらうというシステムのない世界だったが、遂に導入されるという噂が広まった。
その日荒れ放題の倉庫を整理して、それからぶらぶらとメガロを歩いていた。
そのわたしの目の前にふらふらと白い子猫がやってきた。
うちのメインで1stのDがかわいがってる子猫だ。いやもう子猫とは呼べまい。
カバリア島に住んで長いし(ふらっと島からいなくなっていた時期もあるけれど)、
だいぶレベルという名の年も重ねている。
生まれた時期は2ndのSと同じくらいで、Sと仲良くしていたのだけど、
月日が経つうち子猫はSよりDによくなつくようになった。
多分、きつね<うさぎだったんだろう。
<おずにゃん

<ドレミちゃん
ちょっとした世間話のついでのように。

彼女は驚くような提案をしてきた。
「S」とSSでは伏せているがS=西瓜ちゃんはドレミちゃんの妹。

<おずー^^
目、でかっ!!! じゃなくて^^;
目が大きくて、いつも子猫らしくあまり働かないお姉さんのために、
一家を切盛りしているような、働き者のかわいらしい女の子だ。
その西瓜ちゃんと結婚しないかという
お見合いババアのような素敵な提案。
だけど、なぜ?

おい、コラwww自分がDと結婚できないから代わりに妹とDの弟?なわたしと結婚させよう(*´ー`)b てか?
と、一瞬「なに考えてんだー」と思ったが・・・

泣くこたなかろう・・・(そんなにD
が好きなんかwwなんにしても、わたしに断る理由はない。
西瓜ちゃんはかわいいし、努力家だし、わたしにはもったいないくらいの子だ。
返事をしようとしたその時。

その下の妹でもいいよって、おまwwww ついどっちでもって言ってしまったwww3月のある日を境に ────
わたしのそばにはかわいらしい女の子がそっと寄り添ってくれるようになった。
カバリア島に結婚システムが導入されるまでの少しの期間。

inするたび、幸せな日々を過ごせたことを感謝してる。
そしてわたしたちは ────